明大射撃部略史

師尾源藏先生
師尾源藏先生

創立者の師尾源蔵氏によれば活動は大正5年からで部歴はこれを嚆矢とする。その後シベリア出兵で一時中断したものの帰国後再開して創部は大正10年、純然たるスポーツとしての射撃競技を目指したもので大学射撃部の中で最古を誇る。

 

そして大正13年には新聞社の後援を得て本学の主催で第1回大学専門学校射撃大会を開き、さらに大正15年には第1回全国中学校射撃大会を主催するなど学生射撃界にあっては常に先駆的な活動をしながら、この時期には大学対抗戦や明治神宮大会などで連続優勝をしている。

 

 戦後は日本ライフル射撃協会を結成した本学OBの師尾源蔵、平尾真、安斎實、岡田伝三、石崎育造の諸氏の努力で昭和24年に空気銃で部活動を再開し、27年には第15回オリンピックヘルシンキ大会にOBの猪熊幸夫を送り出している。その後のオリンピックでは16回メルボルンに猪熊が、17回ローマに猪熊と当時2年生の石井孝郎が参加している。そして、第18回東京大会では石井と林崎昭裕が出場し、当時4年生の林崎がオリンピック新記録で6位入賞を果たしている。さらに、25回バルセロナから第26回アトランタ、第27回シドニー、第28回アテネまで4大会連続出場した柳田勝、第26回アトランタから岩城真美など毎回代表選手を送り出している。

 
 一方、国内の大会では戦後第一回の関東学生選手権大会から連続18回優勝と無敵を誇り、その後も優勝を重ねて今日までに46回優勝の栄冠を勝ち得ている。

 
 全日本学生選手権大会は昭和51年から7年連続の全国制覇という偉業を成し遂げて、更に4連覇が2回と華々しい戦績を重ね総合優勝は24回を数え常勝明治の名をほしいままにしている。平成23年の創部90周年の年、明治は創部以来初の全日本学生男女総合優勝を果たした。

 
 学生連盟においても幹事長を数多く輩出しており、役員では28年間理事長を務めた芹澤新平氏や平成16年度より会長となった本郷肇氏などの指導により斯界の創始当初から現在まで常に射撃界をリードしている